親になって初めて「これは無理だ」と思った日

仕事がやたら忙しい月末だった。

休日出勤もあって、
正直、疲れはピークだった。

やっと取れた休みは、
たった1日。

でもその日、
妻と義母は一緒に出かけていて、
子ども2人を、1人で見ることになった。


本音を言えば、
寝ていたかった。

体も頭も、
完全に休みを欲しがっていた。

でも、
子どもたちは当然そんなことは気にせず公園に行きたがる。

正直、
休みの日はほとんど子どもの相手で終わる。

自分の行きたい場所に行けるわけでもなく、
やりたいことができるわけでもない。

それがしんどくて、

「もう機械みたいに仕事して、
子どもの相手して、
それで人生終わればいいや」

そう思っていた時期もあった。

2人が保育園の頃は、
本当に意思疎通が取れなくて大変だった。

今は小学生になって、
話は通じるようになったし、
「今日は疲れてるんだな」
って察してくれるようにもなった。

それは、正直ありがたい。

でも同時に、
気を使ってくれている長男が、
全力で遊べていない感じがして、
それが申し訳なかった。


このままじゃ、
たぶん一番先に壊れるのは自分だと思った。

子どものために頑張ってるつもりでも、
余裕のない大人は、
結局まわりに気を使わせる。

だから、
何かを「頑張ろう」としたわけじゃない。

ただ、
これ以上しんどくならないために
体力だけは落とさないようにしようと思った。

それが、
筋トレを始めた一番の理由だった。

子どもが少しずつ、
こっちの余裕を察するようになった。

それが嬉しくもあって申し訳なくもあった。

親になってから、「無理だ」と思うことは減らない。

ただ……、無理だと思えるようになった分、
ちゃんと向き合えるようにはなった気がする。

この寒空の中(12月28日)でも子ども達の公園通いは変わらない。

今日は、そんな話。

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