音楽との歩みvol.2

待っていた悲劇

この記事の続き。

中一当時、安室奈美恵さんにいかにして近付こうかを考えていた矢先、悲劇が起きました。

「安室結婚したって」

朝のニュースを見た母の一声で、寝ぼけ眼も覚醒。

サムと結婚したってって言われて、そっか、海外の人と結婚するとか凄いな。と思ってたら、TRFのダンサー・サムだった。

なんだよこのおっさん!とか当然思うわけ。いまではその当時のサムの年齢も越えたけど。

それまでTRFもglobeも華原朋美も所謂『小室ファミリー』は聴いていたんだけど、TRFを聴いて本当に吐いて。

吐き気がするほど嫌いって言葉があるけど、本当に吐くほどだった。

それで妊娠もあって表舞台から引っ込んでいた間に、習慣づいていた音楽番組を観ているとPUFFYとか知る中で転機が訪れた。

初めてハマった男性歌手

華奢で中性的なビジュアルに、喋れば面白く歌えばカッコいい。

そう、T.M.Revolutionの西川さんにドはまりしたのです。

雑誌やら本やら買いあさっているうちに、『Luis~Mary』という過去のバンドに出会い、『ビジュアル系』という言葉を知ることになる。

時期は前後するかもしれないけど、忘れもしない、部活から帰って来た夕方、母の一言。

「Hide死んだって」

「誰?」

「Xの」

全く知らなかったけど、ニュースでは後追い自殺や泣き崩れるファンたちの姿を見て、『これだ!バンドだ!』と、将来を決めた。

この時の僕は将来何もやりたいことも無く、家にいても半虐待みたいな感じで死んでもいいかなくらいに思っていた。

けど、せっかく命があるのだからもったいないよなとも思っていた。

ただ苦しむだけの人生でしたって……死んだらこの苦しみも意味が無くなってしまう。

普通、『死ねば全部終わって楽になる』と思う所を、僕は『死んだら終わってしまう!』って考えた。

何故か?根が攻撃的だからだろう。常に攻め続けていたいという本能のせいだろう。

この世に名を残してやる。そう決意しながら生きていたものの、じゃあどうやって?という状況で、hideの死の報道を見て、バンドをやって世界中を泣かせてやると決めた。

ただ、じゃあTMRのような音楽をやるのかといわれたらそうじゃないよなという言語化出来ないもやもやがあった。

『なんか違う……』でも何が違うかわからない。

新たな出会い。

モヤモヤしながら過ごすことどれくらいだろう。

デパートのおもちゃ屋でエアガンを見ていた時、有線放送で流れて来た妖しげな歌声に耳を奪われた。

『バラバラにちらば~る~……』何ともダークな世界観と怪しげ歌声。

そう、これ。

L’Arc~en~Ciel「花葬」-Music Clip-

本屋さんに直行して、ネットなんて無かったので歌が載ってる雑誌で歌詞を探してラルクの事を知り、今度はCD屋に行き、嬉々としてCDを買って帰ると悲劇が起きる。

家に帰って聴いてみると……。

L’Arc~en~Ciel「浸食 -lose control-」-Music Clip-

これが流れた。間違えてる!!

けど、これはこれでカッコいい!しかもなんだこの途中の激しくなるところ!!これだよ!!

そう、求めていたのはこの激しさだった。

そこでビジュアル系だ!ということで中古のCD屋さんとかで買ってみるも、音質が良くないしあんまり響かない。

ジルドレイとかDEAD ENDとか買ってみたけどなんか違う……。

求めているのはなんだろう?と思いながらラルクを追いつつTMRやJpopも聴き漁る。

そうそう、この辺りでマリリンマンソンにも触れるけど、キャラクターの割に曲は激しくないなという印象で。

じゃあ何なんだ!とまた迷子に。

確かにラルクはカッコいいけど、ポップさが強いというか明るい。もっとダークなものは無いのかと思い、音楽雑誌を読み漁る。

そこには、人生を変える出会いが待っていた。

小説も書いてます→BL4GS作品集

コメント

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