
始まりはアニソン。
幼稚園とか、それくらいの頃はひたすらその時に観ているアニメや特撮の曲ばかり。
当時、カセットテープと厚紙の絵本みたいな感じの歌詞カードがセットになったものが売ってて、それをわりと買ってもらっていたのは覚えてる。
カセットテープって時点で年代を感じるな。
その時のアニメの曲が色々入っているんだけど、公式のものなのかは不明。
小学校に入ってからはそれもめっきり聴かなくなって、何故か『音楽は女子が聴くもの』みたいな謎の固定観念が生まれていた。
クラスでピアノ習ってる子とか、必ず女子だったので、そのせいかもしれない。
僕がアニソンを聴かなくなったのをいいことに、車の中では母が好きな曲が流れていた。
ちなみに、祖母の家では美空ひばりとマイケルジャクソンが流れていたのを覚えている。
凄い組み合わせ。
母はその時のドラマの主題歌など、いわゆる流行ものを適当にCDレンタルショップで借りて、カセットテープに録音して聴いている感じだった。
中には本当に好きで聴いているものもあったのかもしれない。
誰の曲かは知らないけど、いまだに覚えてる歌詞のワンフレーズもあるから、刷り込みなのか、個人的になにか引っかかるものがあったのかはわからない。
で、ドラマ『家なき子』の主題歌の中島みゆきとかを聴いて、子どもながらに何か琴線に触れるものがあって、今でもその曲は好き。
『空と君のあいだに』
『旅人のうた』
この頃から、なんか暗いのが好きな片鱗が感じられる。笑
この頃から、二つ三つ上の従姉弟の影響もあって、ジャニーズなんかも聴き始めるわけで、SMAPとかは特に興味なくてもメンバーの名前全員わかるし、曲も知ってるし(アルバムはさすがに知らないけど)本当にスター集団ていう感じだった。
そして小学五年生の時、人生の分岐点が訪れる。
母親がいつものように何気なく流していた曲。
よく聴いてみると、一緒に見ていたドラマの主題歌だった。
ドラマ、『ザ・シェフ』の主題歌『Chase the Chance』。
そう、安室奈美恵さんです。

音悪いけど、当時物だねぇ、これは。
時代を感じる。
この曲良いと母に言うと、次に行った時には色々と安室の曲を借りてくれた。
この頃、彼女は『夜もヒッパレ』というテレビ番組にレギュラー出演していることを教えてくれて、観せてもらった。
え、何この人、めっちゃ可愛い。
そして当時のゆう少年は思った。
『どうやったら仲良くなれるだろうか』
えぇ、完全に恋です。初恋です。クラスメイトなんかもう目もくれません。
当時はまだブーム前だったのかな。
のちにアムラーブームが始まるわけで、日本の頂点のような女性を好きになったのだから、そりゃあ田舎の小学生など興味ない。
とりあえずスタッフにでもなって近づくしかないなと、小学5年生のゆう少年は決意した。
つまり、将来の夢はエイベックスの社員だったのかもしれない。
安室さんを追って音楽番組を観るようになり、音楽って、面白いなと思い始めたのもこの頃。
当時は『うたばん』『HEY!HEY!HEY!』『Mステ』と、ほとんど毎日のように歌番組があった。
時代は小室ファミリー全盛期に突入し、母も従姉も僕もみんな聴いてた。
華原朋美、globe、TRF……今では考えられないくらいポップだ。
ただ、二つ上の従姉弟の弟の方は、ミスチルやスピッツ、B‘zとか聴いていた。
僕はその辺は聴かなかった。
ギリギリB‘zは聴くかな。
そして、中学一年生になり……悲劇が待っているのだった。

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